FC2ブログ

Welcome to my blog

蜜蜂と遠雷

CATEGORY
COMMENT0
直木賞を受賞した「蜜蜂と遠雷」を読みました。

本 縮小

国際ピアノコンクールを舞台とした長編小説。
ピアノの道で頑張っている人が、なんとなく心の中で感じてはいるけれど、なかなか言葉にできないことが文章にされていて、
心に響く言葉が沢山ありました。


小説のなかにこんな台詞がありました。
「音楽をね、世界に連れ出すっていう約束。
先生と話してたんだよ。今の世界は、色んな音に溢れているけど、音楽は箱の中に閉じ込められている。
本当は、昔は世界中が音楽で満ちていたのにって。
自然の中から音楽を聞き取って書きとめていたのに、今は誰も音楽を聞かなくなって、自分たちの耳の中に閉じ込めているのね。それが音楽だと思っているのよね。」


自然の中、静寂のなか、世界中に、音楽が流れている。
耳を澄まして、それを聞き取って、旋律に乗せていくのが演奏家...。
演奏家が音楽を生み出すのではなく、演奏家をを媒介にして、既にそこに流れている音楽を世の中に返していく・・・。

こんな考え方があるんだとびっくりしました。

既にあるものを返していく。

自分の感覚が少し変わってきました。


今年も色々な本を読んでいきたいと思います。
スポンサーサイト



0 Comments

There are no comments yet.